曽我漬について

曽我漬の歴史

曽我兄弟の仇討

時は鎌倉、伊豆に二人の若い兄弟がいました。その二人は曽我兄弟。兄弟の父が工藤祐経に謀殺されたのは兄十郎祐成(すけなり)五つ、弟五郎時致(ときむね)三つの時でした。爾来、兄弟は武芸に励み元服します。そして建久四年、源頼朝が催した富士の巻狩で仇敵を討ち苦節十八年の本懐を遂げました。この曽我兄弟の仇討はのちに曽我物語としてまとめられ、江戸時代には能、浄瑠璃、歌舞伎、浮世絵で取り上げられ赤穂浪士の仇討、伊賀越えの仇討とともに日本三大仇討として広く知られるようになりました。

天下無類の珍味

増田屋の初代店主兄弟はおよそ百年前、家の再興のために、他にはないオリジナルの漬物を・・・と試行錯誤を重ね、ちょうど十八年、兄考案の「天下無類の珍味」の漬物が完成しました。その完成までの歳月と兄弟が力を合わせて事を成す姿が曽我兄弟と重なり、当時の町長より「曽我漬」と命名され現在に至ります。

曽我漬の特徴

増田屋 蘇我漬け用の大根

天下無類の珍味

当店の名物「曽我漬」は野菜の歯ごたえと甘辛く滑らかな酒粕が特徴の酒粕漬です。
創業者兄弟が考案した当時のレシピを守りつつも日々改良を重ねながら少量ずつ店内で手作りしています。
曽我漬の要はやはり大根、瓜、そして酒粕です。大根は身質が緻密で柔らかく歯切れの良い大蔵大根。うりはイボが無く肉厚で苦味のない近成山東。どちらも国内の契約農家さんが丹精込めて育てたものです。酒粕は地元で九代続く酒蔵牧野酒造さんの富士山伏流水で仕込んだ酒粕と月桂冠酒造さんの京都伏見蔵で仕込んだ酒粕をバランスよく配合しています。

栄養豊富で安心な食品

曽我漬に使われている酒粕はビタミンB群や食物繊維、タンパク質、タウリンなどの栄養素を多く含み健康増進に優れた効果が期待できる食品として近年注目されています。(詳しくは酒粕の仕入れ元、小林春吉商店さんのWebで!)
また、曽我漬の鼻にツーンと抜ける辛味のもとであるワサビの辛味成分であるアリル辛子油は殺菌・抗菌作用があり寄生虫の動きや、食中毒の原因となる細菌の増殖を抑制することが明らかになっており、食べても安心な食を下支えしています。

楽しみ方色々。漬物という枠を超えて

曽我漬の王道の食べ方は、やはりアツアツのご飯にのせてそのまま食べる!ですが、甘辛味と食材と絡みやすい曽我漬の特長を活かした食べ方もオススメです。たとえば、お刺身や蒲鉾と一緒食べる定番の食べ方や、B級グルメの代名詞富士宮焼きそばや牛丼の紅ショウガ替わりに添えるのも美味しい食べ方です。曽我漬は油脂と相性がとても良いので、鶏のから揚げやエビフライにトッピングすると面白い味変になりますし、ポテトサラダに混ぜたり、マヨネーズと和えてタルタルソースにしたりと和洋中問わず幅広くお使いいただけます。
ホームページで何種類かお試しいただきたいレシピをご紹介していますので、ぜひご覧ください。曽我漬レシピ
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